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四谷三丁目に出雲発のバー「ニューオーキタ」 日本酒「ソーダ割」提案

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 日本酒バー「ニューオーキタ」(新宿区左門町)が四谷三丁目にオープンして、8月2日で3カ月がたった。

「ニューオーキタ」店長の落合笙さん

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 同店は、島根県出雲市内にある酒場「SPACE(スペース)大北」の2号店。店長の落合笙(しょう)さんは同店オープンに合わせて、出雲から東京へ移住してきたという。「『東京で地方を再編集する場』を作りたいと考えた。店主は出雲で、私はこの地で、日本酒や食文化を通じて多くの方に山陰の魅力を伝えたい」と話す。

 アルコール類は、島根や鳥取などの山陰地方の蔵元から仕入れる日本酒が中心。「笊(ざる)ソーダ」「天穏土雲へべすソーダ」(以上800円)など、日本酒を炭酸水で割って飲むソーダ割を提案する。「山陰地方ではソーダ割を勧める蔵元も少なくない。炭酸水を加えることで、日本酒の力強さや熟成感のある味わいに軽やかさが加わり、面白いバランスが生まれる。日本酒になじみのない若い世代や、飲み飽きた大人の方にも、新鮮な驚きを届けたい。ソーダ割のほか、熱かんなど、さまざまなスタイルで楽しんでもらいたい」とも。

 料理は、「江木の赤てん焼き」「明太子と影山製油所の胡麻(ごま)油」(以上500円)、「菅井さんとこの宍道湖しじみとオクラのにゅう麺」(1,200円)など。地元だけでなく、同店周辺の老舗からも食材を仕入れるという。「山陰の良さを伝えるだけでなく、落ち着いた雰囲気が魅力的な四谷三丁目周辺にも溶け込みたい。地域全体で一緒にまちづくりもできたらうれしい」とも。

 日本酒に合うクラフトアイスは月替わり。「焙煎(ばいせん)七味と八丁味噌(みそ)のマサラチャイアイスクリーム」(600円)など、料理人の経験も豊富な落合さんが「日本酒とのマリアージュ」を考えたオリジナルアイスを提案する。

 店はレンガの外壁とガラス張りのサンルームが特長。席数は、カウンター=10席、テーブル=9席。「建物の魅力を生かし、店内はどこか懐かしく、ぬくもりのある雰囲気を大切にした。特に都内は日々忙しい方も多い。当店で、ほっと一息つけるようなひとときを過ごしてもらえれば」と来店を促す。

 営業時間は18時~24時。水曜・日曜定休。

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