チョコレート専門店「F CHOCOLAT（エフショコラ）」（新宿区弁天町）が弁天町にオープンして、1月20日で2カ月がたった。経営はアイフォレスト。

「F CHOCOLAT」のショコラテリーヌ

　同店は、2023年11月にオンラインストアを立ち上げ、各地でポップアップストアなどを開きながら販売数を伸ばしたという。店名の「F」は、英語で満ちることを意味する「Fullness」から。販売責任者は「『食を通じて皆さんの心も身体も満たしたい』と考え、チョコレート専門店の業態に行き着いた。多くのショコラティエの協力も得ながら、約1年の構想を経て、「納得のいく商品が完成した。チョコレートの魅力を少しでも多くの方へ伝えたい」と話す。

　ラインアップは「ショコラテリーヌ」が中心。「フル」（5,400円）、「ハーフ」（3,240円）、「カット」（1,500円～）など。カカオ濃度70％のハイカカオチョコレートを使い、ベリーソースを加えることで、「華やかな味わい」を完成させた。小麦を使わない「とろけるような」生地に「ザクザク」とした食感を加えるためにザラメを混ぜたという。「素材、食感、風味全てに満足いただけるようなショコラテリーヌを目指した。大切な方へのギフトや、自分へのご褒美としても選んでいただいている」とも。

　新商品の「ショコラタブレット」（1,890円）は、日常のシーンやライフスタイルに合わせて選べるチョコレートをイメージした。リラックスしたい時や、エネルギー補給をしたい時、頭をリセットして仕事に集中したい時など、想定したシーンごとに3種類を用意する。「紅茶やオレンジピールなど、種類ごとにチョコレートと相性の良い要素を入れ込んだ。ショコラティエが作ったチョコを、日常の中でより身近に感じてもらうきっかけになれば」とも。

　弁天町に位置する同店。周囲に路面店は少ないが、あえて同所を選んだ。「近隣の方を中心に、リピーターも増えている。今後は商品の種類も増やし、店も進化し続けたい。気軽に店に足を運んでいただき、来店を体験としても楽しんでもらえれば。弁天町エリア全体も多くの可能性を持った場所。私たちの店や活動が、地域活性化にもつながれば」と意気込む。

　営業時間は11時～19時。火曜・木曜・土曜・日曜定休（第1土曜・第3日曜は営業）。