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日本料理店「神楽坂くろす」が移転リニューアル 

「神楽坂くろす」店主の黒須浩之さん(中央)

「神楽坂くろす」店主の黒須浩之さん(中央)

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 日本料理店「神楽坂くろす」(新宿区神楽坂3、TEL 03-6280-8112)が神楽坂3丁目に移転オープンして、11月1日で1カ月がたつ。

「神楽坂くろす」料理の一例

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 同店は2012(平成24)年から12年にわたり、同じく神楽坂で営業を続けていたが、店舗拡大のために移転を決めた。店主の黒須浩之さんは、リーガロイヤルホテル、ハイアットリージェンシー、ザ・リッツ・カールトンなどでの経験を積み独立した。「古民家を改装した以前の店も温かみがあり、お客さまに好評だったが、より広く、居心地のいい空間で料理を提供できるようにしたいと考えた」と黒須さん。

 新店の店舗面積は1階・2階合わせて100平方メートルと、以前の店の約2倍。席数は、カウンター=6席、テーブル=10席。席数は以前と変えずに、席間を広くした。1階のカウンター席では客の目の前で調理し、「日本料理の魅力を五感で楽しんでもらえるようにした」とも。

 料理は「おまかせコース」(3万円~)が中心。「伝統を踏まえながらも、革新的な要素も織り交ぜた日本料理を追求する」という黒須さんは、自ら全国の生産者や酒蔵を訪れることも多い。黒須さんは「ただ食材を仕入れるのではなく、生産者の思いもくみたい。旬の食材を磨き上げ、料理を通じてお客さまに幸せを感じていただければ」とも。新たに料理長も迎え、料理とアルコール類のペアリングにも力を入れたという。「日本酒だけでなく、ワインも5大シャトーをはじめとした、料理との調和を考えたラインアップを充実させた」とも。

 移転後はインバウンド客も増えたという。「料理だけでなく炭を使って調理する様子や、器なども楽しんでいただいている。若い世代の方にも心置きなく足を運んでいただけるような店作りも大切にしたい。装い新たに、これからも日本料理の良さを多くの方へ伝えるべく、まい進したい」と意気込む。

 営業時間は17時30分~22時。日曜・祝日と第2・第4土曜定休。

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