人気ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」(TBS系列)に登場する「幸楽」のラーメンに「最も近い」ラーメンを、当編集部がドラマの設定場所である都営新宿線「曙橋駅」(新宿区住吉町)周辺で探った。
調査に先駆け、TBS編成制作本部PRセンターの協力で、ドラマ収録が行われている緑山スタジオ(町田市)で当編集部記者2人がドラマ内で使用される「幸楽ラーメン」を実食した上で、ドラマの設定場所である「曙橋」周辺のラーメン店、中華料理店を対象に独自調査したもの。同ドラマの脚本家・橋田壽賀子さんによる「幸楽」の設定は以下の通り。
「幸楽」:住所=東京都新宿区曙橋5-3-2(※この住所は架空のもので実在しない)。営業時間=11時~14時、17時~219時。年中無休。貸し切り=15人~30人(応相談)。出前=2品以上。
「幸楽」ラーメンは、中太の丸麺で、あっさりした鶏がらをベースとした醤油スープ。具材は、チャーシュー、メンマ、長ネギ、わかめ、鳴門、ゆで卵(半分)の6種類。「行列ができる店ではなく、毎日でも食べられる昔ながらの中華そば」と、TBS・反町宣伝プロデューサーは話す。「赤坂サカスのオープニングイベントで提供していた『幸楽ラーメン』は、あくまで似せて作ったもので、使用している具材などは実際のものとは違う」とも。
同調査では、店の外観や営業形態などは問わず、あくまで中華そばや醤油ラーメンの「見た目と味」に焦点を当てて「近似ラーメン」を探った結果、「ラーメン大陸」(新宿区舟町、TEL 03-3357-7292)のラーメンが「最も近い」という結論に。特徴的な「あっさりした体に優しいスープと少し太い麺」が極めて近いことに加え、具材も6種類中、鳴門とゆで卵(半分)以外の4種類が一致しているなど、実食した当編集部員2人の評価が一致する結果となった。なお、原材料の高騰などで鳴門とゆで卵(半分)が外されたが、同店では昨年までは「幸楽」と全く同じ具材を提供していた。
調査対象となったのは、「温州軒」「大陸」「まるいち」「加とちゃん」「北の大草原」「一心」「赤道」「あしたもmo元気軒」「曙一番」「寿楽」「上海人家」「福しん」「陳麻楼」「てんぐや」「じゅうねん」など、都営新宿線・曙橋駅周辺の20数軒。調査期間は2008年3月~4月。
「ラーメン大陸」は、1979年の創業。添加物や化学調味料、動物性の脂を出来るだけ省いてさっぱりとさせたという醤油ラーメンは500円で、鶏がら醤油以外に豚骨醤油を選ぶことができる。今回の調査結果を聞いた主人の角田章さんは「(ドラマは知っているが)設定が曙橋ということは知らなかった」といい、「今後も食べる人の健康を考えたラーメンを提供していく」と話す。
「ラーメン大陸」の営業時間は、11時30分~14時、18時30分~23時30分。日曜・祝日定休。
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