飯田橋アイガーデンエアに本社を置くKDDI(千代田区飯田橋3)が9月14日、熊本地震の復興を目的とした「KDDI復興支援マルシェ」を開催した。
今回で6回目の開催となる同イベントは、同社のCSR活動の一環として、東日本大震災で被害にあった東北地方などの物品を中心に販売を行ってきた。震災直後から現地での復興支援活動に取り組んできたが、現地での支援活動ができない社員のために、オフィスでもできる支援活動としてマルシェを企画。販売販路の少ない離島などの支援も行っている。
会場となった同社エントランス前には、熊本の名産品である馬肉を使った商品やからしれんこん、くまモングッズなど5つの企業の約150点の商品が並び、同社の社員をはじめ、近隣の企業や住民など多くの来場者でにぎわった。
熊本県の営業部長兼しあわせ部長のくまモンも応援に駆け付け、「くまモン体操」を披露。軽快なリズムに合わせてキレのあるダンスを見せると観客から大きな歓声が上がり、盛り上がりを見せた。
毎回欠かさず参加するという同社社員の山下和宏さんは「会社で気軽に復興支援ができるのはうれしい。普段購入できない地方の名産品を購入できるところも魅力」と話し、家族への土産を購入していた。
企画を担当した同社CSR・環境推進室長の鳥光健太郎さんは「時がたつにつれて震災支援は減ってしまうので、こういったイベントを通じて経済的な支援や販路の拡大につながればうれしい」と思いを語った。