新潮社(新宿区矢来町)が主催する「新潮講座」が4月、「神楽坂教室」を新設する。
「ヨム・カク・ミル・シル」をコンセプトに、本という器にとらわれることなく幅広い知的好奇心に応えることを目指す同講座。立ち上げ当初は新宿の朝日カルチャーセンターで行ってきたが、現在講座数が増加。同センターでの開講が難しくなったため、同社の本拠である神楽坂に自前の教室を開くことを決めた。今後は「神楽坂教室」が中心になる。場所は同社近くのローズビル3階。
4月より始まる講座は、「ネットだけでもここまでわかる住んでいい街、悪い街」(講師=中川寛子、以下カッコ内は講師名、敬称略)、「東京の小さな美術館めぐり」(浦島茂世)、「高田文夫『私だけが知っている金言・笑言・名言録』出版記念講座」(高田文夫)、「生物進化の3800000000年」(池田清彦)、「伴田良輔のヌード写真学‐身体曲線を見る、撮る」(伴田良輔)、「石井あつ子さんと行く廃道巡礼バスツアー」(石井あつ子)ほか多数。
同社は教室新設について「近くにはla kaguやかもめブックスがあり、それぞれ随時カルチャーイベントを開催している。われわれ新潮講座と併せて、この奥神楽坂一帯がいわばカルチャーゾーンとしてさらに魅力ある地域になっていくといいと思う」と意気込む。
現在、4月期から6月期の申し込みを受け付け中。申し込みはウェブサイトまたは電話(03-3344-2041、朝日カルチャーセンタープロジェクト事業本部「新潮講座」係、受付時間10時~18時、日曜・祝日は除く)まで。