毘沙門天(びしゃもんてん)近くの手焼きせんべい店「神楽坂地蔵屋」(新宿区袋町、TEL 03-3235-0211)は2月上旬から、期間限定商品「ハートの手焼きせんべい」の販売を開始した。
創業6年目を迎える同店は、店主の渡辺和枝さん(80)が75歳で一念発起して始めた。娘さんの後押しもあり、自宅のガレージとして使用していた1坪ほどのスペースを活用し、小さいころから親しみがあったせんべい作りに挑戦。最高50度にもなるという焼き場で、3秒ごとにひっくり返し焼いていく。国産のうるち米や備長炭の使用など材料にもこだわる。
同せんべいは毎年人気の商品。4~5年前に偶然、ハート形のせんべい生地を見つけたことをきっかけに、バレンタイン時期に販売を開始した。手焼きならではのぷっくり膨れたハートが人気で、義理チョコや店のノベルティーなど贈り物としてのニーズが高く、毎年リピートする客も多い。昨年は約500枚を完売した。
商品の種類は、しょうゆ味の「ハートの手焼きせんべい」(160円)、「ハートとざらめ2枚セット」(330円)の2種類。販売は数量限定で、商品がなくなり次第終了となる。「毎年待っていてくださる方が、今年も買って良かったと思えるような商品にしたい」と渡辺さん。
営業時間は10時30分~19時(日曜は10時~)。火曜定休。