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神楽坂に週1営業の産地直送青果店 閉店時間は「18時31分」

アグリィ代表の甲田崇恭さん

アグリィ代表の甲田崇恭さん

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 神楽坂の白銀公園向かいに11月4日、毎週水曜のみ営業する青果店「草木堂野菜店 神楽坂店」(新宿区神楽坂6)がオープンした。運営はアグリィ(群馬県高崎市)。

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 都内のフリースペースを利用し、その日の朝に農家から直接仕入れた野菜を販売する同店。神楽坂店は豊島区・東長崎店、杉並区・西永福店に続く3店舗目。営業場所は神楽坂の雑貨店「jokogumo-よこぐも-」が運営する「うえぐも」。

 「きっかけは学生時代に関わっていた市民農園の運営を通じて農家が抱える問題に触れたこと」と話すのは同社社長の甲田崇恭さん。質の高い野菜を作りながらも販路が限定されて困っている農家の現状を目の当たりにし、力になれることは無いかと考え、2009年3月に軽トラックでの行商を地元群馬県・高崎市内でスタートした。

 その後、程なくして高崎市内に初の路面店をオープン。同年7月には豊島区・西武池袋線「東長崎」駅に都内1号店、続く2011年5月には杉並区・京王井の頭線「西永福」駅に2号店をオープンした。いずれも週1日限定での営業だったが、今年9月の高崎市内路面店の閉店以降は、両店とも営業日を週2日に増やし、都内での活動に力を入れている。

 店頭には群馬県を中心とした約50の契約農家の中から、季節や旬に応じて選んだ20~30の農家の野菜や果物を店頭に並べる。「朝仕入れて仕分けをするため、どうしても開店時間が遅くなってしまう。その分自信を持ってお薦めできるものばかり」と甲田さんは笑顔を見せる。早いものでは収穫から5時間程度で店頭に並ぶものもあるという。そのほか、手作りのコンニャクやベーグル、納豆など、その地域でしか味わうことのできない食材も。

 「農家の方から直接仕入れることで、愛着も湧くし、内情なども伝えることができる。毎回かなり気合を入れて自信のある野菜を仕入れているので、ぜひたくさんの人に足を運んでもらいたい。新たな出店場所も随時募集しているので、気軽に声を掛けてもらえれば」と甲田さん。

 営業時間は毎週水曜14時~18時31分。西永福店は毎週月曜・木曜13時~20時31分、東長崎店は毎週月曜・木曜14時30分~19時。神楽坂店と西永福店の終了時刻は「831」の数字並びを「ヤサイ」と掛けている。

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