不二家飯田橋神楽坂店(新宿区神楽坂1、TEL 03-3269-1526)で販売する「ペコちゃん焼」の中に秘密の確率で現れる「ポコちゃん焼」が、じわじわと評判を集めている。
神楽坂名物の1つに数えられる存在の「ペコちゃん焼」は、現在全国に約1,000店舗ある不二家の中で同店のみが販売を行う商品で、1967年の開店当時から販売を継続している。
ペコちゃんのボーイフレンドであるポコちゃんの顔をモチーフにした「ポコちゃん焼」は2006年に登場。同店の平松潮店長は、「消費者に楽しんでもらいたい」との思いから製造を開始したと話し、「ペコちゃんに比べて陰の薄いポコちゃんを露出する場として(笑)」とも。
後頭部には「かぐら坂 ポコちゃん」の文字が入り、指名買いのできない同商品は、購入した人たちが自身のブログで紹介したり、口コミで広がるなどで評判となっている。
ガラス張りで神楽坂通りから製作現場を見ることができる同店。気になる「ポコちゃん焼」の入る確率を平松店長は「企業秘密(笑)」としているが、当編集部がガラス越しに確認したところ、全部で72個あるという「焼き型」の中に1つだけ他とは少し異なる「焼き型」が…。
「ペコちゃん焼」は常時6種類を提供し、今月は定番メニュー4種類(小倉、チョコレート、カスタード、ナポリチーズ)に加えて、季節限定の「いちごミルククリーム」、3月限定の「さくらあん」(各105円)の全6種類を販売している。「ポコちゃん焼」の味はこのうちのいずれか。
同商品は3月5日、昨年の不二家本体の問題を受けての販売再開から1年を迎えた。平松潮店長は「食品を扱う仕事に就いている責任や接客サービスのクオリティーなどたくさんのことを勉強させてもらった。不二家本体としても当店としても転機を迎えた1年だった」と振り返り、「お詫びの気持ちと感謝の気持ちを持って営業を続けていく」と話す。
営業時間は、平日=10時~21時30分、土曜・日曜・祝日=10時~20時(ペコちゃん焼は、閉店1時間前に焼き終わり)。
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