東京理科大学（新宿区神楽坂）が8月、さまざまな実験を動画で分かりやすく紹介する科学実験紹介サイト「とうきょう りか だいすきラボ」を開設した。

　同サイトは夏休みの自由研究の参考となるだけでなく、親子で一緒に実験を楽しみ科学の不思議さ・驚き・楽しさを知るきっかけにしてもらうことを目的に開設。アニメキャラクターが実験内容や実験に必要なものを紹介し、その後同校の学生による実験方法の説明を受けながら子どもたちが実験を行う様子を動画で公開する。

　公開した実験は、「電気ペンで絵を描こう」「石膏（せっこう）と重曹で噴火を作ろう」「チャック袋で保冷剤とカイロを作ろう」「ドレッシングでマグマを作ろう」「アロマオイルで入浴剤を作ろう」など全9タイトルで、収録時間はそれぞれ2～5分。

　今回紹介した実験は、「サイエンスフェア～科学へのトビラ～」をはじめとする同大学が開催するさまざまな科学イベントで実際に行っているもの。「サイエンスフェア」は2006年の同大学125周年記念事業で学生企画イベントの一つとして企画され、翌年以降も日本科学未来館を会場に開催し、学生主体のイベントとして約600人の学生が企画段階から参加。今年は7350人を超える来場者があった。