神楽坂通りから1本入った小栗通りに7月14日、炉端焼きの店「釧路 炉ばた 万年青(おもと) 神楽坂店」(新宿区神楽坂2、TEL 03-5579-2896)がオープンした。
店主の高見守さんの祖母が58年前に釧路に開いた店の東京店となる同店。守さんは高校卒業後から14年前まで東京で生活をしており、2号店の出店場所として東京を選んだ。メーン食材となる魚介類は9割が釧路産で、焼きと刺し身で提供。1階は焼き場を囲むようにカウンター席を設け、カウンターにはその日の食材が並ぶ。店舗面積は1階と2階を合わせた38坪。席数は、1階のカウンター席21席と2階の掘りごたつ席を合わせた45席。
主なメニューは、釧路産の「ホッケ」、「メンメ(キンキ)」、昆布森産の「カキ」、みそとネギを乗せて焼く「八角」、真ツブの中でも刺し身に適した白ツブを使う「ツブ刺し」、達古武の牧場で海藻を食べさせて育てた海藻ポークの「味付け肉」、イクラ丼や豚丼などの丼物や一品料理など。8月中旬には「サンマ」も入ってくるという。
ドリンクメニューは、「大雪乃蔵」(旭川)、「國稀」(増毛)、「北の勝」(根室)、「福司」(釧路)など北海道の地酒をはじめ、焼酎、ビール、ワイン、シャンパンなど幅広くそろえる。30代半ば以上をターゲットに据え、客単価は8,000~1万円。
「釧路は炉端焼き発祥の地。魚は皮まで食べられるよう焼き方にもこだわっているので、北海道に行かないと食べられない食べ物や本場の食べ方を東京でも提供したい」と高見さん。「現地で食べたときの感動を東京でも感じていただければ」とも。
営業時間は17時~24時。日曜定休。