セブン＆アイ・フードシステムズ（千代田区二番町）が運営する「そばうどん處七福 弁天庵 四ツ谷店」（新宿区四谷1）が7月1日、リニューアルオープンした。

リニューアルで力を入れたという天ぷらメニュー

　「おいしいそば、うどん」を「手ごろな価格」で提供するセルフサービスの店として現在、都内を中心に10店舗を展開する同業態。今回のリニューアルでは、「ゆったりとした食事処」にコンセプトを変え、天ぷらをはじめとするメニューの見直しや初の試みとなるフルサービスのテストを開始した。

　今回のリニューアルで力を入れたという「天ぷら」は、揚げ油にコレステロールゼロの「キャノーラ油」を使う。「ごちそう天ぷらせいろと弁天いなり」（1,030円）、「エビと季節野菜の天ぷらせいろ」（830円）、「ごちそう天ぷら定食」（920円）、「季節野菜の天ぷら定食」（690円）、3種の天丼など、天ぷらをメーンとしたメニューを四ツ谷店限定で提供する。

　同店の売りは「ゆでたてを提供する二八そば」「鰹節とあご（トビウオ）のだしで仕上げたつゆ」「注文を受けてから揚げる天ぷら」。そば、うどんをはじめ、幅が広くモチモチとした食感とのどごしの良さが特徴の「ひもかわうどん」、酒、つまみ、朝食（一部店舗を除く）など、幅広いバリエーションのメニューを取りそろえ、今月下旬からは宴会用メニューの提供も予定している。

　フルサービスのテスト導入について、同社企画室長の山瀬輝子さんは「お客様のニーズの変化と差別化」と説明。フルサービスによって「利用客の年齢の幅が広がり、女性や女性同士にもご利用いただきやすくなるのでは。セルフでは難しかったメニューをじっくりと選ぶ楽しみも」と期待を込める。

　他店舗での導入については、同店で検証した上、立地なども考慮し、既存店または新規店、時間帯での導入など、サービス内容を含め検討していくという。

　営業時間は11時～23時（土曜・日曜・祝日は19時まで）。