長崎県が今年3月に四ツ谷の長崎県東京産業支援センター内にオープンした県産品販売コーナー「長崎よかもんショップ・四谷」(新宿区四谷1)が、オープンから3ケ月の売れ筋ランキングを発表した。
同店では、これまで東京では購入できなかった長崎の「よかもん」を厳選し販売。長崎ちゃんぽんや皿うどん、菓子、調味料、水産品、酒、民芸品、県認証農産加工品「長崎四季畑」や県認定基準合格品「長崎俵物」の商品など、常時約270アイテムの県産品を取りそろえる。
売れ筋ランキングの1位に輝いたのは「長崎カステラ」。「断トツの売れ行き。5個、10個とまとめ買いされる方も多い」というカステラは、長崎県内に数百軒とも言われるカステラ店の中で東京に店舗を置いてない「異人堂」「小浜食糧」の商品を取り扱っている。
2位には国産小麦粉と生イースト100%で作った皮生地に三枚豚肉の角切りをしょうゆで煮た長崎の角煮「東坡煮」を挟んだ長崎の中華街にある「蘇州林」の「角煮まんじゅう」(冷凍)、3位には「日本三大うどん」と称される「五島手延べうどん」と「あご(飛魚)だし」がそれぞれランクインした。
同センターでは今回、昨年3月までの約10年間、年4回のペースで開催してきた県産品の産直市「うまか市」を、同ショップのPRを兼ねて再開。ファンが多く、開店前から40~50人が並ぶという産直市の人気商品「カステラの切れ端」(250円、120個限定、1人2個まで)をはじめ、びわゼリー、抹茶入り玄米茶、牛テールカレー、長崎カステラアイス、あご製品など、さまざまな商品を販売する。
来店客の多くは県にゆかりのある人で、4月、5月と想定を上回る売れ行きを見せたという同ショップ。長崎県東京事務所次長の村中励さんは「今後も物販にとどまらないイベントなどを企画していく。今回のイベントを機に、継続的に県産品を購入していただければ」と来場を呼び掛ける。
「うまか市」の開催は今月5日11時30分~17時。