神楽坂上交差点近くの路地に4月2日、ビストロ「LE PARISIEN(ル・パリジャン)」(新宿区岩戸町、TEL 03-5579-2866)がオープンした。店舗面積は22坪。席数はカウンター席とテーブル席、テラス席を合わせた50席。
フランス人オーナーのNabilさんが2011年4月に神楽坂にオープンしたワインバーレストラン「プチパリ」(神楽坂5)の2号店となる同店。ワインカーブに来たような雰囲気で楽しんでもらうことをテーマに設計したという店内には、ワイン1000本を収納できるカーブを設置。エチケットが見えるようボトルを30度に傾けるなど見せ方にもこだわった。
店内は木を基調にした空間と石を基調にした空間に分かれており、木の空間にはカウンター席と大人数で囲むことができる3メートルの大きなテーブル、石の空間にはフランススタイルのバーカウンター、パンやチーズ、生ハムなどのシャルキトリー類をカットする専用のカウンター、カーブを配置。メニューの裏にはパリのメトロの路線図を掲載、店のロゴはパリのメトロと同じフォントを使うなど細部にまでこだわりを見せる。
メニューは、「自家製スモークサーモン ハーブのサラダを添えて」(900円)、「オマールエビと季節野菜のテリーヌ チョリソ-とドライトマトのソースで」(1,400円)など14種類の前菜(800円~)とメーン(2,000円~)、フレンチ串焼き「ブロシェット」(1,200円~)など。炭火で焼き上げるブロシュットは、「ホタテ貝とホワイトアスパラガス エスカルゴバターのソースで」(フランス)、「牛心臓とペコロス スパイシーなソースで」(インド、以上1,200円)、「子羊のソーセージとナス アリッサで」(アルジェリア)、「酵素ポークバラ肉とシシトウ ユズコショウのビネグレット」(日本、以上1,300円)など世界各国の味付けで提供する。
162種類をそろえるワインは3,500円から18万円まで、気軽に楽しめるものから「一度は飲んでみたいもの」まで幅広く取りそろえ、グラスワインは常時6~7種類(800円~)を用意する。客単価は6,000~8,000円。
「神楽坂で見たこともないような店をつくりたかった。神楽坂でもワインが1000本入る本格的なカーブは少ないのでは」とNabilさん。「カジュアルな雰囲気にはしたいが、入った時に国境を越えた雰囲気を演出したかった」と話し、今後は要望に応じたパーティー利用などにも対応していくという。
営業時間は11時30分~15時・17時~23時(ラストオーダー、土曜・日曜・祝日は通し営業)。