市ケ谷・JICA地球ひろば、来館者100万人突破でセレモニー

群馬県立桐生女子高等学校の1年生30人と引率の田中隆志教諭の来館で100万人を突破した「JICA地球ひろば」

群馬県立桐生女子高等学校の1年生30人と引率の田中隆志教諭の来館で100万人を突破した「JICA地球ひろば」

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 独立行政法人国際協力機構(JICA)が運営する「JICA地球ひろば」(新宿区市谷本村町)の来館者数が10月24日、100万人を突破した。

生徒たちを職員が拍手で出迎えた

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 「市民参加による国際協力の拠点」として2006年4月、渋谷区広尾に開設し、昨年10月に市ヶ谷に移転した同施設。修学旅行生を中心に、年間約400団体、1万人弱が来館しており、この日授業の一環として訪れた群馬県立桐生女子高等学校の1年生30人と引率の田中隆志教諭の来館で100万人を突破した。

 生徒たちを多くの職員が拍手で出迎える形で始まったセレモニーでは、羽賀克彦所長が「今後も皆さまをはじめとするさまざまな民間団体、一般市民の方々に地球ひろばをますます活用いただき、開発途上国と日本の相互依存関係、開発途上国や世界が直面している環境、食糧などの諸課題、国際協力の重要性などについて理解を深めていただくようスタッフ一同努力していきたい」とあいさつ。生徒の代表者へ感謝状と記念品を手渡した。

 同施設は、世界が直面する課題を体験型展示で学べる「体験ゾーン」、国際協力活動を行う団体向けにセミナーやワークショップ、報告会などの場として貸し出す「交流ゾーン」、開発途上国の料理などを提供するカフェ「J’s Cafe」などで構成されている。

 体験ゾーンには、青年海外協力隊として国際協力の現場体験を持つ「地球案内人」(ガイド)を配置し、来館者を民族衣装姿で案内。交流ゾーンには現在約690団体が登録しており、連日イベントやセミナーなどが開催されている。近隣企業や地域住民の利用も多いという「J’s Cafe」では、TFTメニューの提供やフェアトレード商品の販売のほか、大使館お墨付料理の提供なども行っている。

 開館時間は、体験ゾーン=10時~20時(土曜・日曜・祝日は18時まで)、交流ゾーン=9時~21時30分、カフェ=10時~21時30分(月曜・土曜・日曜・祝日は17時まで)。第1・第3月曜(体験ゾーンのみ)、年末年始休館。入館無料。

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