神楽坂通りに面した飲食ビルの3階に9月18日、生ハムとワインの店「GUSTAVO(グスタヴォ)」(新宿区神楽坂3、TEL 03-6228-1073)がオープンした。
同店は、イタリアの生ハムメーカー・プリンチペ社とワインメーカー・ゾーニン社の共同出資によって2008年に日本橋人形町に1号店をオープン。熟成期間の異なる2種類のサンダニエーレプロシュートやイタリア各地の生ハム、サラミなどと常時50種類以上のワインを提供する店として、連日予約で満席の人気店となっている。
神楽坂への2号店出店について、川村裕之店長は「歴史がある街、食文化の根付いた街であることから神楽坂での出店を決めた」と説明。「街の感じも人形町にどこか似ている」とも。赤をポイントに木の温かみのある内装は1号店同様、イタリアでデザイン・設計したもの。店舗面積は1号店の約2倍の約30坪。席数も2倍以上の70席を設けた。
主なメニューは、20カ月以上熟成させた「サンダニエーレ産 プロシュット セコロ」、16カ月以上熟成させた「サンダニエーレ産 レガト」(以上小皿940円、中皿1,700円)、「ミラノサラミとピクルス」「ナポリサラミ ピッカンテとゴマパン」「モルタデッラソーセージ」(以上同680円、同1,100円)、「特選生ハム、サラミ類の全9種盛り合わせ」(2,480円)など。「彩り豊かな畑のサラダ」「ロールピッツァ」(以上980円)などの一品料理も取りそろえる。
ドリンクメニューは、3,000~4,000円台が中心のボトルワイン(2,500円~)、約10種類のグラスワイン(500円)、生ビール(480円)、モレッティ(650円)、レモンチェッロ(700円)、グラッパ(900円~)、ソフトドリンク(450円~)など。平日は30~40代のビジネスマン、週末はカップルから年配客まで幅広くターゲットに据え、客単価は約4,500円。
「イタリアの伝統的な食文化を多くの日本人に理解していただくことがコンセプト。イタリアのスローフードを食べることで日本の食文化を見つめ直すきっかけにもなれば」と川村さん。「ハレの日ではなく普段の日に気軽に寄っていただける店を目指し、連日満席になる店として成功した暁には3号店、4号店と出店していきたい。将来的には名古屋、大阪、博多、札幌、仙台など主要都市に1店舗ずつ出店し、そこを拠点にイタリアの食文化を伝えていければ」と意欲を見せる。
営業時間は、平日=17時~23時30分、土曜=16時~23時30分、日曜・祝日=16時~22時。月曜・第3火曜定休。