神楽坂上交差点近くの路地に6月13日、イタリアンの新店「Alberini(アルベリーニ)」(新宿区袋町、TEL 03-6265-0620)がオープンした。店舗面積は約13坪。席数はカウンター8席とテーブル席を合わせた24席。
店を切り盛りするのは、イタリア・フィレンツェで13年にわたり腕を磨いてきたシェフの中村鉄平さん。2011年の帰国後、昨年8月に同じく神楽坂で欧風小皿料理の店「イルマーレ」(神楽坂5)を立ち上げた(同店オープンを機に、イルマーレはバーラウンジとして営業)。
店名は「小さい木」を意味し、店頭にはオリーブの木を配置。神楽坂の街の雰囲気を意識したという店内は、ブラウンを基調に、以前この場所で35年営業していたバーのレンガの床をそのまま生かした。
同店では、季節感のある食材や上質なオリーブオイルなどを使ったフィレンツェの郷土料理を提供。主なメニューは、「鶏レバーのクロスティーニ~フィレンツェ風~が」(600円)、「コッコリ(揚げパン)、生ハム、ストラッキーノ」「ポルケッタ~豚バラ肉の香草焼き~」(以上1,000円)、「スパゲティー カッレティエッラ(ピリ辛トマトソース)」「トリッパのトマト煮込み」(以上900円)、「ババ~自家製リモンチェッロ風味~生クリーム添え」(500円)など。
ドリンクメニューは、常時約50種類をそろえるワイン(グラス=600円~、ボトル=3,200円~)を中心に、ビール(600円)、自家製サングリア(700円)など。20代後半以上をターゲットに据え、客単価は3,000円~。
「落ち着いた雰囲気の店内だが、ワイワイガヤガヤ楽しく食事をしていただければ」と中村さん。利用シーンに応じ両店の使い分けや、同店で食事した後、2軒目として「イルマーレ」の利用にも期待を寄せる。
営業時間は18時~23時(ラストオーダー)。日曜定休。オープンを記念して6月末まで、ファーストドリンクを無料で提供する。