神楽坂・本多横丁入り口に6月4日、かす漬け専門店「東京粕漬 九蔵 神楽坂店」(新宿区神楽坂4、TEL 03-6457-5922)がオープンする。経営は九蔵(千代田区九段北1)。
同社はこれまで、本社と製造工場を構える九段下で工場の一角を使って直販とオンラインショップでのみで商品を販売。実店舗を開くにあたり、商品のイメージが街の雰囲気と一致したことから神楽坂への出店を決めた。魚介と酒蔵から仕入れる数種類の酒かす、砂糖、塩のみを使い、1週間ほど漬け込んで熟成させたしっかりとした味わいが特徴。店内では販売のみで、店舗面積は約40平方メートル。
商品は、「銀だら粕漬」(1,050円)、「かれい粕漬」(450円)、「さわら粕漬」「いか粕漬(げそ付き)」(以上630円)、「ほたて貝粕漬(3粒)」(840円)。贈答用の詰め合わせや包装、地方発送にも対応する。
「とにかく食べておいしいものを作ろうというシンプルな考え。幼いころから慣れ親しんだ味、かす漬け店を営んでいた父の味を継承するために開いた」と代表の廣田知也さん。「かす漬けを食べたことがある人にはもちろん、食べたことのない人にも知っていただきたい。特に若い人の食卓には上らない傾向にあると思うが、魚料理は外で食べるものだと思っている方に内食として広まっていけば」と期待を込める。
営業時間は10時~19時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。