東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅に直結する「消防博物館」(新宿区四谷3)が4月21日、来館者300万人を突破した。
同館は1992年、東京消防庁消防防災資料センターとして四谷消防署と併設する形で設立。江戸時代から現代までの消防の歴史を紹介するほか、消防ヘリコプターやクラシックカーなどの展示や企画展、普段触れることのできない消防クラシックカーに乗車しての撮影会などさまざまなイベントを開催。開館以来、小学生以下の小さな子ども連れを中心に、平日は博物館近隣、休日は都内近郊を中心に全国から家族連れらが訪れるスポットとなっている。
300万人目の来館者となったのは、母親と一緒に初めて同館を訪れた豊島区在住の岩村昌幸ちゃん(2歳)。母親のさやかさんは「消防車が大好きで近くの消防署によく消防車を見に行っている。まだ小さいので実感はないと思うが、良い思い出になった」と昌幸ちゃんに代わってコメント。宍戸洋平同館長が記念品として、記念証と東京消防庁のマスコット「キュータ」人形、非常食詰め合わせを進呈した。
同館では今月27日から、ゴールデンウイーク企画展「あつまれ!すばらしい仲間たち 消防少年団」を開催。消防少年団をテーマに、世界の消防ミニカーの展示や体験・工作コーナー、防災アニメの上映などを行うほか、5月5日には、アーレンス-フォックス消防ポンプ自動車の乗車撮影会も開催する。
開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入場無料。