大日本印刷(新宿区市谷加賀町1)は9月3日より、JR東日本とJR東日本企画がそれぞれ試行する「山手線トレインネット」「山手線エキナカネット」に参加し、スマートフォン向け電子書籍コンテンツの配信サービスを開始した。
「山手線トレインネット」は車内でのWi-Fiを活用、「山手線エキナカネット」は駅を中心とした、それぞれスマートフォン向けの情報提供サービス。両サービスでは、電車の運行状況や乗り換え路線案内のほか、駅構内の施設や車内情報などのコンテンツ、みんなの経済新聞ネットワークの山手線沿線10エリアが配信する沿線ニュース、エンタメ情報、電子書籍、エキナカ情報、クーポンなどのコンテンツを提供する。
同社では、両サービスのページ向けに専用サイトを開設。山手線の各駅やその周辺に関連するテーマの電子書籍や移動中の短時間で読める電子書籍の紹介などの特集企画、売れ行きランキングなどの売れ筋書籍の情報などを隔週更新で配信。同サイトで紹介する電子書籍は、DNPグループが運営するハイブリッド型総合書店「honto(ホント)」で購入することができる。
利用方法は、専用アプリをスマートフォンにダウンロードした上でシステムを搭載した山手線に乗車。車内でアプリを立ち上げ、所定のWi-Fiネットワークに接続する。アプリは無料。試験期間は2013年1月中旬までで、現在は1編成、11月上旬からは2編成での試行となる。