9月1日の「防災の日」を前に、千代田区飯田橋にあるアイガーデンエアで8月24日、主要8事業所による防災訓練(「防災イベント2012」)が行われる。
大和ハウス工業、ホテルメトロポリタンエドモント、KDDI、大塚商会、日建設計、日立マクセル、三井不動産飯田橋オフィス、JR貨物の8つの事業所が集まるアイガーデンエア地区。2004年に「災害活動に関する相互応援協定書」を締結し、区や消防、警察の後援、協力の下、2006年より毎年、防災週間を前に訓練を行っており、毎年500~600人が参加している。
7回目となる今年は「首都直下地震に備えて 高めよう 自主防災力を」をテーマに、昨年に引き続き、発災型地震対策訓練を中心に体験型の訓練を実施。起震車による地震体験やはしご車体験、消火器を使った消火訓練、応急救護訓練などのほか、非常食の試食体験や防災用品の展示、東京消防庁ハイパーレスキュー隊、警視庁爆弾処理班による活動展示なども行う。
今回新たな試みとして、東日本大震災で課題となった帰宅困難者対策を踏まえ、連絡手段が途絶された中で区と同地区が連携し帰宅困難者の発生抑制や受け入れに関する情報伝達を行う無線運用訓練を実施。震災時における地域の自助・共助力を強めることに加え、子どもたちの防災教育の視点から、地元町会や区立富士見小学校、区立ふじみこども園などへも参加を呼び掛けている。
訓練時間は10時~12時。見学自由。