JR飯田橋駅と市ケ谷駅のほぼ中間にある外堀通り沿いの施設「神楽サロン」（新宿区市谷田町）で販売している1日20個限定の「神楽弁当」が連日完売している。

女性やベジタリアンに人気という「野菜弁当」

　昨年の秋から販売している同商品は、蔵前の和食店「結わえる」（台東区）監修のもの。農家直送の野菜を、皮をむかずに根っこまで使い、合成添加物や着色料、保存料、化学調味料、精白糖は使わない。米は無農薬コシヒカリの玄米を使い、炊き上げてから4日間熟成させモチモチとした食感が特徴の「寝かせ玄米」として提供する。

　メニューは、「肉弁当」「魚弁当」（以上700円）、「女性やベジタリアンに人気」という「野菜弁当」（650円）の3種類と「具だくさんみそ汁」（100円）。弁当には、寝かせ玄米と主菜、副菜として野菜の総菜2品が付く。

　大々的な宣伝を行わなかったため初めのうちの売れ行きは1日2、3個だったが、1カ月後には完売するまでとなり、現在では連日完売が続いている。「OLを中心にリピーターも多く、学生の姿も徐々に増え始めている。通りがかりや口コミで広まっているようだ」と広報担当者。「会議や会合で使いたいといった大口の注文も入るようになった」と話し、今後は数を増やすことも検討しているという。

　販売時間は、月曜～金曜＝11時30分～（無くなり次第終了）。大口注文は事前に電話やファクスで受け付けている。