大手出版取次ぎのトーハン(新宿区東五軒町)は12月2日、2011年の年間ベストセラーを発表した。
総合の1位は、2011年本屋大賞作で上半期1位の「謎解きはディナーのあとで」(東川篤哉、小学館)。2位に「体脂肪計タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食」(タニタ、大和書房)、3位に「続・体脂肪計タニタの社員食堂 もっとおいしい500kcalのまんぷく定食」(同)がランクインした。
1位となった「謎解きはディナーのあとで」は、この日日販が発表した年間ベストセラーランキング、1日にオリコンが発表した年間本ランキングでも1位を獲得。現在までの発行部数は175万部を突破し、桜井翔さん、北川景子さん出演でドラマ化され現在放映中。先月に刊行された続編「謎解きはディナーのあとで2」も10位にランクインしている。
2位以下には、4位と19位にサッカー日本代表・長谷部誠選手の「心を整える。」(4位)と長友佑都選手の「日本男児」(19位)がランクイン。15位には、今年10月に逝去したアップル創立者ジョブズ氏の伝記が入った。総合ベスト20は以下の通り。
1位=「謎解きはディナーのあとで」(東川篤哉)
2位=「体脂肪計タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食」(タニタ)
3位=「続・体脂肪計タニタの社員食堂 もっとおいしい500kcalのまんぷく定食」(タニタ)
4位=「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣」(長谷部誠)
5位=「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海)
6位=「人生がときめく片づけの魔法」(近藤麻理恵)
7位=「KAGEROU」(齋藤智裕)
8位=「くじけないで」(柴田トヨ)
9位=「老いの才覚」(曽野綾子)
10位=「謎解きはディナーのあとで2」(東川篤哉)
11位=「新・人間革命(23)」(池田大作)
12位=「9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方」(福島文二郎)
13位=「モンスターハンターポータブル3rd PSP版 スタートダッシュブック カプコン公認」(Vジャンプ編集部)
14位=「ニッポンの嵐 ポケット版」(嵐)
15位=「スティーブ・ジョブズ(1・2)」(ウォルター・アイザックソン/井口耕二訳)
16位=「モンスターハンターポータブル3rd ザ・マスターガイド」(電撃PlayStation編集部)
17位=「伝える力 『話す』『書く』『聞く』能力が仕事を変える!」(池上彰)
18位=「官僚の責任」(古賀茂明)
19位=「日本男児」(長友佑都)
20位=「救世の法 信仰と未来社会」(大川隆法)
集計期間は2010年12月~2011年11月。