宝島社（千代田区一番町）は9月6日、同社が発行するファッション誌「steady.（ステディ．）」10月号より専属モデルとなることが決まったお笑い芸人「アジアン」馬場園梓さんの専属モデルデビュー発表記者会見を行った。

隅田美保さんもお祝いに駆け付けた

　同誌は「かわいい服で通勤したい」をコンセプトに、「着やせ」や「低い身長」など読者からの「お悩み」を解決する実用的な企画が人気を集めており、販売部数前年同期比177％の伸びを見せている。これまで専属モデルは起用しておらず、馬場園さんが初の専属モデル。芸人のファッション誌専属モデルも史上初となる。

　馬場園さんはこれまで、体形別ファッションの「着やせ」企画に3度登場。読者からも好評だったため正式に専属モデルとしてオファーし、デビューが決まった。オファーの理由について、編集長の倉田さんは「これまでの『着やせ』企画では、細いモデルではリアリティーがないという声があったが、馬場園さんは非常にリアルでかわいらしく誌面映えもしそうだと思った」と説明する。

　会見に登場した馬場園さんは「3歳から30歳の今まで肥満児ですが、自分に自信を持っている相方の隅田さんと出会い、自信をもらっておしゃれし始めた。初めはやけくそファッションだったが自信に変わった」と喜びを語った。オファーを受けた時の感想を「最初はドッキリだと思ってカメラを探した。今日もドッキリじゃないかと思っています」と話し、報道陣の笑いを誘った。

　会見の途中には隅田美保さんも登場。馬場園さんのモデルデビューについて「ちくしょう、なんでやねん」という本音も飛び出したが、「本当にすごいこと。毎日顔を合わせている人がこんなに変わるなんてすごい。同じ悩みを抱えている人に勇気を与えていると思う」と祝福。今後の目標について「おこがましいとは思いますがぜひ表紙を…。『ステディ．』の顔になれるように頑張りたい」と笑顔を見せた。