「日仏調和の街」神楽坂、ミシュラン「星」獲得は8店

神楽坂のフレンチレストラン「ラリアンス」は1つ星を獲得した

神楽坂のフレンチレストラン「ラリアンス」は1つ星を獲得した

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 日本ミシュランタイヤ(千代田区富士見1)から11月22日に発売された「ミシュランガイド東京2008」で、神楽坂エリアからは8店が「星付き」レストランとして紹介されている。

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 2つ星獲得店は「石かわ」「一文字」「ル・マンジュ・トゥー」、1つ星獲得店は「うを徳」「小室」「山さき」「ラ・トゥーエル」「ラリアンス」の合計8店。

 神楽坂は在日フランス人が東京で最も多い街で、日本とフランスの交流のシンボルである東京日仏学院があるなど、歴史的にもフランスとの関係が深いエリアとして知られている。「和」のイメージが強い神楽坂の中には20店を超えるフランス料理店が存在し、「和洋」と「新旧」が同居し調和する東京でも稀有(けう)なコントラストを見せる。

 フランスに本社を置くミシュランが、どのように日本伝統の和食や日本にあるフランス料理店を評価するかに関心が集まっていたが、神楽坂エリアでは和食5店、フランス料理店3店という結果になった。

 和の食材にこだわり、和食器を使用するなど、日本とフランスの文化を融合させた現代風フランス料理の「ラリアンス」(新宿区神楽坂2、TEL 03-3269-0007)は1つ星を獲得。支配人の鈴木さんは「神楽坂を案内するガイドから話を聞いたツアー客らが訪れ、早くも観光スポットのようになりつつある」と話す。

 2007年は年初に倉本聰さん脚本、二宮和也さん主演によるテレビドラマ「拝啓、父上様」(フジテレビ系列)の舞台となり、人気が再燃した神楽坂。そしてこの年末、ミシュランの「星」獲得店が数多く出たことで、街の人気をさらに押し上げることになりそうだ。

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