神楽坂上交差点近くに5月9日、エビ麺専門店「It’s shrimp(イッツ シュリンプ)!」(新宿区神楽坂6)がオープンした。
魚串専門店「魚串さくらさく」を展開するアントレスト(矢来町)の社員だった唐木政志さんと田邊勝輝さんの2人が店を切り盛りする同店。前職の縁から営業前の「魚串さくらさく」のスペースを借り、ランチタイムのみ営業する。
もともとアジア料理が好きだという唐木さんが、塩漬けにしたエビを発酵させた調味料「ブラチャン」をベースにした女性向けのワンコインで食べられるラーメン店を作りたいと考え始めたのは2年ほど前。「自社内から起業家を輩出する」という企業理念を持つ同社で独立を目指してきた。
東日本大震災の発生後、「いつどうなるかわからない状況だからこそ、やりたいことを今のうちにやろうと思った」という唐木さん。独立へ向け具体的に動き出し、5月3日に移動販売車での営業を、9日から同所でのランチ営業を開始した。
メニューは、「エビ麺」(シングル=500円、ダブル=600円、トリプル=700円)のみ。ブラチャンとスパイスを使ったエビ風味のスープに中華麺を合わせ、具材にはエビ、干しエビ、パクチー、パプリカ、ニンジンなどを使う。トッピングは、ゆで卵、パクチー、野菜増し(以上100円)、エビ増し(150円)、辛さ増し、カレーパウダー(以上50円)。替え玉(100円)、ごはん(150円)も用意する。テークアウトも可能。
「日本のエビの消費量は世界一。『エビ麺』の認知の低さは世界一…。エビ好きの女性の方はぜひ“プリプリシュリンプ”しに来てください(笑)」と唐木さん。「年内に女性が多い街で店舗を構える。当面の目標は1日100食」と意気込みを見せる。
営業時間は月曜~土曜の11時~13時30分(ラストオーダー)。日曜・祝日の移動販売車での営業スケジュールはブログで確認できる。