提供:WeWork|取材・文:年永亜美|撮影:塩川雄也|編集:有限会社ノオト
2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大によって、これまで疑問視されなかった「オフィスに出社する」スタイルが大きく変化しました。リモートワークの推奨やサテライトオフィスの設置など、設備環境や社員のモチベーションを考慮しながら、企業は社会情勢に合わせた新しい仕事場のあり方を模索しています。
こういった動きの中、オフィスでも自宅でもない第3の職場として注目されているのが、アメリカ発の「 WeWork(ウィーワーク) 」です。同ブランドは、居心地の良いオフィス環境に加えて、ビジネスに発展するメンバー同士の交流の場を提供しています。
実際にはどんな設備があり、どのようなビジネス交流があるのでしょうか? 東京の四谷・麹町エリアに誕生した 「WeWork 東急四谷 」を訪れ、現在実施している無料トライアルで現場を見学してみました。
「WeWork」は、2010年、ニューヨークで創業した会員制のコミュニティ型ワークスペースです。拠点数は、全世界38カ国150都市で840施設以上。国内では2018年2月の初上陸以降、利便性の高い都市部を中心に36拠点を展開しています(2020年6月現在)。
契約は月単位で、利用人数は状況に合わせて1名から数百名まで相談可。10月29日には新プラン「All Access(オールアクセス)」が登場しました。これは、一人あたり月額3万9,000円(税抜)で、全国 6 都市 33 拠点の共用エリア、電話ブース、会議室*を利用できるプランです。また、高速インターネット、電源、ドリンク、プリンター等、オフィスに必要な機能を完備。リモートワークの実施やサテライトオフィスの開設、オフィスの移転・拡大といった企業の状況の変化にも、柔軟に対応しています。
現在、最大利用料1カ月無料**キャンペーンを実施中。詳細は公式サイトをご確認ください。
*会議室は、契約時に付与されるクレジットを消費して予約できます。
**12月31日までに、利用を開始した方が対象です。契約した当月中の利用料のみが無料となります。
提供:WeWork
オフィスの内装は、拠点ごとに異なるコンセプトで作られています。前述の設備のほか、機密書類の溶解ボックスなど業務に必要な設備も一通りそろえています。自社で同様のオフィスと設備を準備する場合にかかるコストを考えると、契約してすぐにこれらの設備を利用できるのは大きな魅力です。
また、全拠点に利用者をサポートするコミュニティチームが常駐しているのも、 WeWork ならではのサービスの1つ。施設の利用に関するサポートやイベントの運営だけでなく、メンバー同士の交流促進も積極的に行っています。開業したばかりで他社との繋がりも少なく、事業展開に課題を抱えがちなスタートアップ企業にとって、交流の機会とそのサポートを得られるのはうれしい特典ではないでしょうか。
今回訪れた「WeWork 東急四谷」は2019年3月、新宿通り沿いの東急四谷ビル内にオープンしました。専用スペースは3階から9階まで、全席数は1,309席、会議室は22室。同ビルには24時間利用可能な千代田区コミュニティサイクル「ちよくる」のポートを設置しているため、四谷周辺での移動が多い人にはとても便利な環境です。
近隣に法律事務所や会計士事務所が集中しているからか、他の WeWork と比べても士業関係者の比率が高いようです。他にも大手からスタートアップまで多種多様な職種のメンバーが集まり、幅広い層のメンバーが入居しています。
上智大学などのキャンパスが並ぶ四谷・麹町は、江戸時代には武家屋敷が立ち並んでいた歴史あるエリアで、JR四ツ谷駅前には今も「江戸城四谷見附跡」が残っています。四ツ谷口方面には、1990年にアトレ1号店としてオープンした「アトレ四谷」。スーパーマーケット「成城石井」やドラッグストア「トモズ」、創業76年のイタリアンレストラン「カフェアントニオ」など、2フロアに19店舗が営業しています。同じく駅前のしんみち通りには、アジアンレストランや焼鳥店など個性的な飲食店が軒を連ねているので、ランチタイムの店選びに困ることはなさそうです。
WeWork では、入居希望のニーズを考慮した各スペースを用意しています。作業場所は共用エリアだけなのか、それとも固定席や個室を使いたいのか、希望に合わせて選ぶことができます。
共用エリアでは、さまざまなスタイルのフリーデスクが作業場になります。その日の気分に合わせて、テーブル席やソファ席、カウンター席などを使い分けましょう。利用者には鍵付きロッカーの貸し出しもあり、ランチやトイレ休憩の際に仕事道具を一時的に保管できるので、セキュリティ面でも安心です。
オプションの固定席では、専用エリア内にデスク、椅子、鍵付きのキャビネットが用意されているため、ノートPCやモニター、書類など、仕事に必要なツールを収納できます。法人登記にも対応しているので、起業を検討している個人事業主にもおすすめです。
オプションとして個室を希望する企業には、数名から数百名規模の専用スペースを用意しています。椅子や机、キャビネットなど、オフィスに必要な設備を備えており、家具の持ち込みもOK。会社のカラーに合わせた内装にカスタマイズしてみましょう。
来客を招いたミーティングタイムやじっくり物事を考えたいときは、予約制の会議室やアイデアルームを活用してみましょう。電話がかかってきたときに気兼ねなく通話できる個室の電話ブースは、予約なしで利用可。赤ちゃん連れの方のために、授乳室も用意しています。
「WeWork 東急四谷」には、他拠点ではあまり見られない広々とした会議室があります。壁際にソファのあるこちらの部屋は、人と人との間隔を保ちながら会議できる場になっています。
こちらの会議室は、なんとメインデスクが卓球台に。会議のアイスブレイクやレクリエーションで使うこともできるので、複数人で拠点を利用するときは仲間同士でプレイしたくなるかもしれません。
コミュニティバー(受付)のある5階メインフロアには、すべての会員が利用できる共用エリアが広がっています。「WeWork 東急四谷」の内装はジャパニーズ・トラディショナルのイメージを取り入れ、日本庭園を思わせるグリーンを部屋の中央に飾り、壁には枡や酒樽を使ったオブジェを配置。 WeWork らしいポップな色合いのインテリアがオフィスを明るく彩っています。
入口付近に、写真付きの近隣情報マップがありました。これは、 WeWork メンバーの声をもとにコミュニティチームが作成したもので、近場でおすすめのビストロから仕事帰りに立ち寄る銭湯の情報まで、さまざまなローカル情報を掲示しています。
さらに、レジ袋有料化によって、オリジナルマイバッグの貸し出しを開始しました。また、受付ではビタミンカラーの傘の貸し出しもあるので、雨の日も安心して買い出しに出かけられます。
フロアの一画には、おしゃれなパントリースペースが設置されています。コーヒーやお茶だけでなく、2種類のビールが飲み放題という大盤振る舞い。休憩がてらコーヒーを飲んで一息ついたり、夜にはビールを飲みながら利用者同士で会話を楽しんだりする場面も見られます。
WeWork の魅力は豪華なオフィス設備だけではありません。新しいビジネスの糸口を探している企業や個人にとって、作業をする場所以上の価値を見いだせる場になっています。
WeWork はメンバー同士の交流や情報共有を目的に、各種セミナーやランチ会といった各種イベントを企画しています。もちろん、メンバーからの企画の持ち込みも大歓迎。リアルに交流の機会をつくることで、自社の情報発信やアピールにつながります。
メンバーはイベントへの参加・主催ともに無料。8月から運用を開始した会員専用SNS「WeWorkCommmune(コミューン)」を使えば、イベント後も持続的なコミュニケーションが可能です。また、メンバーの希望によって、コミュニティスタッフが拠点の枠を超えた交流ができるよう取り次ぐこともあります。
現在はイベントでの交流の場をオンラインに移し、毎週4拠点合同でオンラインランチ会を開催しています。ビジネスに関連したテーマでは、メンバー同士で相談をしたりアドバイスをしたりといった場面も見られるそうです。
「オンラインイベントでは、 WeWork の『Do What You Love(好きなことをしよう)』というカルチャーが色濃く表れています。好きなことや興味関心のあることの繋がりから、メンバー間でビジネスが生まれることもありますね」(コミュニティスタッフ)
WeWork の各拠点では、メンバーが安心して働ける環境を提供するため、新型コロナウイルス感染症の感染リスクを減らす対策を講じています。
フロア内では、着席可能な席に緑のシールを貼り、間隔を空けての利用を推奨しています。また、スタッフがオフィス内を定期的に清掃し、フロア内には消毒用アルコールと除菌シートや注意喚起の標識を設置します。
今回ご紹介した「WeWork 東急四谷」と近隣の「WeWork 日テレ四谷ビル (麹町)」では、 WeWork の使い勝手を実際に確かめてみたいという方を対象に、無料トライアルを用意しています。
ビジネス交流を求めている個人事業主や起業を検討している方、あるいは新たな拠点を探している経営者の方は、ぜひ無料トライアルにお申し込みください。新時代の新しい働き方を WeWork で実現してみませんか?
住所
東京都千代田区麹町6-6
アクセス
JR中央線・総武線 四ツ谷駅 徒歩2分
東京メトロ 丸ノ内線・南北線 四ツ谷駅 徒歩3分
東京メトロ 有楽町線 麹町駅 徒歩6分