桜の名所の一つとして知られる千鳥ケ淵緑道(千代田区)で3月26日から、夜桜のライトアップが始まる。実施期間は、千代田区観光協会と千代田区による「千代田のさくらまつり2010」に合わせた4月4日までの10日間。
ライトアップされるのは、九段南から三番町に至る千鳥ケ淵緑道一帯700メートル。ソメイヨシノやオオシマザクラなど約260本の桜が遊歩道を歩く人の頭上に咲き、仕事帰りのビジネスマンや花見客など毎年100万人が訪れる。
期間中は、桜のライトアップのほか、靖国神社会場でのさくらフェスティバル(26日~28日)やさくら観光案内所での区内の桜の伐採材から作った桜グッズの販売、写真コンクールなどさまざまな催しを実施。隣接するボート場は営業時間20時まで延長し、ボートの上から夜桜を楽しむことができる。
この時期の千鳥ケ淵緑道は、連日数百メートルの行列ができるほどの人気スポット。同協会は、開花予想や過去の混雑状況、日本武道館での大学の卒・入学式、コンサート情報などに基づいた九段下駅から千鳥ケ淵緑道入り口までの混雑予想を公式サイト上で公開している。
桜のライトアップは日没(18時30分ごろ)~22時。