インプレスR&D(千代田区三番町)は12月3日、モバイル・コンテンツ・フォーラム監修の下、最新のモバイル利用動向を詳細に解説する書籍「ケータイ白書2010」を刊行する。
携帯端末の今年のトピックである「スマートフォン」について同書の個人調査では、利用者は昨年の2.6%から4.0%へ、認知度も49.1%から63.4%へと上昇。ソフトバンク全機種の使用機種ランキングでは、スマートフォンの代表的な端末である「iPhone」が1位となり、全キャリアを合わせた男性30代・40代のランキングでもトップであると記している。
ブログやSNS利用者は横ばい傾向も、利用しているSNSでは、「mixi」が81.9%で昨年同様に他を圧倒しているものの、「GREE」が昨年の13.7%から28.3%までシェアを伸ばし、「モバゲータウン」(25.8%)を抜き2位に。データカードでは、「ウィルコム」は昨年の23.4%から15.8%にまで低下する一方、「イー・モバイル」が11.6%から20.0%とシェア拡大。商用サービスがスタートした「モバイルWiMAX」については、データカード通信利用者の乗り換え意向が35.8%で「期待は高い」と解説している。
同書は個人の携帯電話利用者3,000人に向けた実態調査、スマートフォンユーザー2,800人に向けた実態調査、企業1,800社に向けたPHS・携帯電話の利用実態調査、企業のモバイルウェブサイト調査、個人の携帯電話のダウンロード速度を計測する「モバイルスピード調査」など、250点以上の独自調査データを掲載。
A4変型判(CD-ROM 1枚付属)で、価格は7,140円。