「次は自衛官にならない」が7割強-防衛省編集協力誌の調査で

2009年4月1日の防衛省入省式の様子

2009年4月1日の防衛省入省式の様子

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 防衛省(新宿区市谷本村町)が編集協力する雑誌「MAMOR(マモル)」は、現在発売中の8月号の誌面で、国防に関する日本人の意識調査の結果を発表している。

 同編集部が独自に依頼した調査会社を通して男女20~60代300人に対して実施した「もし、日本が戦争に巻き込まれたら、そのときあなたは国を守りますか?」とのアンケートでは、「わからない」(48.3%)、「YES」(38.7%)、「NO」(13.0%)という結果に。60年以上平和が続く国で「YES」が38.7%という結果を、国防意識が高いとみるか、低いとみるかは意見が分かれるところ、と解説している。

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 同時に「世界60カ国価値観データブック」(電通総研、日本リサーチセンター編、2004年1月発行)から「もし、戦争が起こったら国のために戦いますか?」の結果も掲載。「はい」と答えたウエートは、日本=15.6%、インド=73.7%、韓国74.4%、中国=89.9%、アメリカ=63.3%、イスラエル=75.1%、フランス=49.2%、ロシア=63.8%となっている。

 また同誌では、現役自衛官125人に対するアンケートの結果も発表。「生まれ変わっても自衛官になりますか?」とのアンケートでは、「ならない」=72%、「なる」=28%という結果に。対象となった自衛官は、陸上自衛隊、航空自衛隊の幹部・曹・士の男性75人、女性50人で、今年の4月に実施している。

 「今、自衛官以外でなりたい職業は?」との問いでは、1位=医師、2位=教師、3位=警察官、4位=地方公務員、5位=パイロットの順に。同誌では「1位の医師を筆頭に警察など、人の安全や命を守るために働く仕事。しかも、国民の目に触れる場所で、実践できる仕事」と解説。現役自衛官の「悩み」では、民間企業などで上位になりそうな「職場での人間関係」「職場での評価や待遇」はそれほど多くなく、「自衛隊の社会的評価」「仕事のやりがいや充実感」が1、2位という結果になった。

 同誌では独自調査の結果に加え、内閣府調査の結果や街角インタビューのデータ、専門家による分析なども行っている。

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