ミリタリー関連の書籍を多く発行するイカロス出版(新宿区市谷本村町)は9月30日、自衛隊の食事にスポットをあてた新刊「今すぐ食べたい!自衛隊ごはん」を発売した。
軍隊や自衛隊で支給される食事や保存食である「戦闘糧食」は、その実用性やレア感などから注目を集め、通称「ミリメシ」としてブームとなっている。このブームを受けての発刊になる同書では、自衛隊に焦点を当て、缶詰やレトルトパックで支給される食事だけではなく各駐屯地などで実際に調理し提供される食事を取り上げた。
同書では各駐屯地や基地での食事メニューから海自カレーまで豊富なメニューを紹介。「自衛隊ごはん大図鑑」「陸空海・自衛隊ごはん入門」「戦場の栄養学」など豊富なコンテンツを収録する。特集ページの「戦場ディナーTIME!」では、演習場の野外テントなどで支給される食事や1,000人分の食事をまかなう練馬駐屯地のキッチンの様子など、実際の隊員たちの様子と併せて紹介する。「防衛機密に抵触しない範囲で掲載した」(同社)というカロリー表の掲載も。
ターゲットはミリタリーファンからアウトドアを楽しむ人まで幅広くとらえ、戦闘糧食の入門ブックとしてわかりやすい記述で構成した。
価格は1,800円。初回発行部数は2万部で全国の書店やオンラインショップなどで取り扱う。