
すき焼き専門店「SUKISUKI(スキスキ)」(新宿区舟町)が5月1日、四谷3丁目にオープンした。店舗面積は約50平方メートル。席数は、カウンター=5席、テーブル=12席。を設ける。経営はエスプラネット(渋谷区)。
社長の井原海さんは、もともと金融業界などの別事業に携わっていたが、定食店や焼き肉店での勤務経験を経て、飲食業界に本格参入した。「もっと気軽に『良い肉』を味わってほしい」と新業態に挑んだ。井原さんは「金融やITなどに携わる中で、飲食業の内情も知った。これまでの経験やノウハウを生かせば、より効率的な飲食店を経営できるのではと思った」と話す。注文は独自開発のオーダーシステムで行い、会計もセルフレジを導入。人件費や運営コストを抑えた分、価格に反映したという。
メニューは「すき焼きセット」(1,180円~)のみで、肉の枚数によって価格が異なる。使う肉は、肩ロースの中でも希少部位とされる「ザブトン」を選んだ。牛肉の仕入れは、何度も試食を繰り返して決めたという。「個人的に納得できる肉を探し続け、妥協のないベストなものを選ぶことができた。ザブトンは、しっかり脂がのっていながらしつこさが少なく、食べ疲れしないのが特徴」とも。
今後、同ブランドを多店舗展開していく予定。「すき焼きは老若男女問わず人気の王道料理。効率的に人件費を抑えて運営できるモデルとして、フランチャイズ展開も見据えている。まずはこの店が地域になじみ、多くの方に気軽に選んでいただける場所になれれば。従来のすき焼き店のイメージとは異なると思うが、味には自信がある。まずは一度食べてみてほしい」と呼びかける。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時30分~21時30分。