食べる

四谷三丁目に日本料理店「鎹」 ジビエ和食と日本酒フリーフローを売りに

「鎹 四谷三丁目」料理の一例

「鎹 四谷三丁目」料理の一例

  • 6

  •  

 日本料理店「鎹(かすがい) 四谷三丁目」(新宿区舟町、TEL 03-6384-2035)がオープンして、4月5日で2カ月がたった。店舗面積は約6.5坪。席数はカウンター8席。

「鎹 四谷三丁目」の料理

[広告]

 店主の宮里常嗣(つねし)さんは高校時代から「いつか自分の店を開きたい」と志し、ホテルの日本料理店や和食店、ジビエ料理店などで経験を積んだ後に独立した。同じく日本料理店などで経験を積んだ眞壁徹さんを調理長に迎え、同店を開いたという。宮里さんは「生産者とお客さまの間に立ち、人と人とをつなぐのが私たちの役目。多くの方へ生産者の思いを伝えるとともに、食材の魅力を思う存分感じてもらえる店にしたい」と話す。店名は、2つのものをつなぎとめる役割という意味も持つ漢字から。

 料理は、伝統的な和食の技法をベースに、シカやイノシシなどのジビエを主役にする。メニューは、約5品(10~12品目)のショートコース(7,700円)と約9品(18~20品目)のフルコース(1万2,000円)の2種。いずれも日本酒のフリーフロー付きで、複数の銘柄を少しずつ楽しめる。「日本酒は常時6~7種類用意し、フルコースは焼酎やワインなども含む。私自身が『訪れたい』と思え、食事を最大限に楽しんでいただける少量多品の料理と、フリーフローを組み合わせたメニュー構成にした」と宮里さん。

 全国各地の猟師や業者から直接仕入れるジビエは「鮮度が高く臭みがない」という。「ジビエは個体差があり、命を頂くという感覚が、より深く感じられる食材。丁寧に向き合い、ジビエの良さを実感してもらえる料理を提供したい」と宮里さん。ジビエの骨と、野菜、水、塩を加えてだしを取ったボーンブロス(スープ)や、イノシシの治部煮なども人気だという。

 コース料理が主だが、時間やタイミングによっては単品メニューを提供できる場合もあるという。「軽く一杯とつまみを楽しめる時間も設けたい。親しみやすく、アットホームな雰囲気も大切にするので、ぜひ気軽に足を運んでもらえれば」と来店を促す。

 営業時間は17時~23時(金曜・土曜は23時30分まで)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース