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九段北・築土神社で「築土祭」 8年ぶりに神幸祭も

「築土祭」の神幸行列

「築土祭」の神幸行列

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 築土神社(千代田区九段北1)で9月 12日・14日・16日、「築土祭」が行われた。築土祭は、宵宮祭(よいみやさい)と呼ばれる神酒所(みきしょ)回り、神幸祭(しんこうさい)と呼ばれるみこし渡御、例大祭の総称で、神幸祭は8年ぶりに斎行された。

「築土祭」のみこし渡御

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 14日の神幸祭当日は、九段北・九段南・飯田橋など氏子地域の担ぎ手が参加し、神幸行列がみこしと共に街を練り歩いた。みこしは「祭礼時に御祭神の分霊を遷(うつ)す神聖な神様の乗り物」とされ、氏子地域を巡行することで地域内の災厄や穢(けが)れをはらい、清める意味があるという。宮司の多湖功(いさお)さんは「コロナ禍などの影響を受け、久方ぶりの神幸祭だったので無事に斎行できることを祈って臨んだ。築土祭が、氏子地域をはじめ周辺の活性化に寄与していれば幸い」と話す。近隣では同期間に、さまざまな催し物を行った。

 同神社の創建は平安時代。天津彦火邇々杵尊(あまつひこほのににぎのみこと)を主祭神とし、平将門、菅原道真を祭る。歴史の中で数回の移転を繰り返し、現在の九段中坂の途中にある世継稲荷境内地へ鎮座したのは1954(昭和29)年。周辺エリアの都市化の影響を受けて、1994(平成6)年に境内をビル化した。同神社の旧鎮座地である筑土八幡町には、筑土八幡神社が鎮座している。同じ敷地に300年以上の間位置していたが、直接の関係はない。

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