日本カメラ博物館(千代田区一番町)で現在、特別展「Camera・Made in TOKYO(カメラ メイドイントウキョウ)」が開催されている。
「Camera・Made in TOKYO」で展示されているカメラ
同展では、カメラの一大生産地だった東京にかつて存在していた会社や製造されていたカメラを、23区や一部の市部別に紹介する。カメラの展示点数は280点を超える。
現在では、カメラは日本国内だけでなく海外でも多く生産されているが、かつてはほとんどのカメラが日本国内で生産されていたという。特に第2次世界大戦前後から1960年代にかけては、多くのカメラが東京で製造されていた。
学芸員の石王咲子さんは「カメラの数の多さから、東京に多くのメーカーが存在し、カメラや写真用品が生産されていたことが分かる。パネル展示では、各地区の公式な統計や広報資料などを参考にした解説もあり、展示を一回りすると23区をぐるりと回った心地になるはず。カメラと東京について、新しい発見を楽しんでもらえれば」と呼びかける。
開館時間は10時~17時。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日休館)。入館料は一般300円、中学生以下無料。10月20日まで。