雑貨店「百草(もぐさ)の庭」(都新宿区横寺町、TEL 03-6265-0407)が神楽坂にオープンして、1月10日で2カ月がたつ。同店は、生活雑貨などを販売するほか、企画展示なども行う。
店主は下田裕美さん。「14年前に東京の日野市で開業した。5年前から、オンラインショップ運営と出張販売に切り替えて活動してきた。今回、またとない巡り合わせで『茶の木テラス』の物件に出合い、再び実店舗を持つことにした。都心とは思えない静かな路地裏の2階にあり、お客さまにゆっくりと作品をご覧いただけることに魅力を感じた」と話す。
店名は、開業時の店舗の最寄り駅が「百草園駅」で、庭のある店だったことから。今後は「開かれた場所としての庭でありたい」とも。
取扱商品は、国内作家が手作りした生活雑貨など。「『日々の暮らしのタカラモノ』をコンセプトに、暮らしの中で豊かな気持ちになれるようなものを届けたい」と下田さん。アクセサリーや手ししゅうの布小物、器、キャンドルなどを常設展示・販売する。企画展では、絵画や植物など、さまざまな素材のものを取りそろえるという。今後は出張本屋やワークショップなども予定する。
店はアパートを改装した空間。「光が入り風の通る気持ちの良い場所。かしこまらず、より身近に作品をご覧いただけるはず」とも。隣接する登録有形文化財「一水寮」を含めて、「神楽坂の路地裏の景色が守られていることに感謝している」という下田さん。「すてきな店やショールームが集まる一角なので、併せて足を運んでもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は12時~18時。