靖国神社(千代田区九段北3)境内の相撲場で4月17日、日本相撲協会による恒例の奉納大相撲が4年ぶりに開催される。
春季例大祭に合わせて同協会から奉納されている「奉納大相撲」は、同神社のみたまを慰めるために1869(明治2)年の創立鎮座祭で執り行われたのが始まり。コロナ禍の影響を受け自粛していたが、今年再開する。
横綱・大関以下の力士による白熱した取組を間近で見ることができ、老若男女を問わず大勢の地域住民や参拝客らが訪れる。本場所では見られない「初切り(しょっきり)」「相撲甚句(じんく)」「櫓(やぐら)太鼓打ち分け」なども奉納される。
当日は土俵祭が9時から行われ、その後、取組が始まる。同協会役員と横綱、幕内力士が参拝後、14時ごろに中入りとなる。横綱以下幕内力士が土俵入りし、打ち出しは15時ごろを予定。収容人数は6000人(当日先着順)。入場無料。