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神楽坂に「天ぷら いのまた」 季節の食材を目の前で調理

天ぷら職人として35年以上の経歴を持つ

天ぷら職人として35年以上の経歴を持つ

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 神楽坂に8月20日、「天ぷら いのまた」(新宿区神楽坂3、TEL 03-3528-9799)がオープンして2カ月がたった。席数は、カウンター=9席、テーブル=1卓。

「天ぷら いのまた」エビの天ぷら

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 店主の猪俣壽幸(よしゆき)さんは、35年以上天ぷら職人として従事してきた。「縁もあり、神楽坂に店を持つことにした。天ぷら屋は高級すぎて入りにくいと思われる方も多いが、当店は、これまでの経験や仕入れノウハウを使い、気負いせず利用できるような価格設定を実現した。カウンター越しに調理風景もご覧いただけ、さまざまな面で喜んでもらえるはず。世代やシーンを問わず、『天ぷら屋に行く』ことを多くの方に経験してほしい」と話す。

 メニューは「ランチコース」(6,500円)、「神楽坂コース」(8,500円)などのほか、単品メニューも用意。コースと組み合わせて、気に入った天ぷらを注文することもできる。季節に合わせて旬の食材を取り入れるという。「他店ではあまり見られないハマグリやアマダイの天ぷらなども用意する。おいしさを追求することは、手間暇をかけること。アナゴは注文を受けてからその場でさばくので新鮮。ふわふわとした歯触りは高い鮮度ならではの触感」とも。

 揚げ油は都度変えるのではなく、食材のうまみを吸わせた油を使い、食材に味の深みを持たせるという。「油は揚げた食材のうまみを吸っている。丁寧に管理すれば酸化させることなく、複雑なうまみを含んだ油になり、より滋味豊かな天ぷらを揚げられる」とも。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~21時(要予約)。水曜定休。

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