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出版社運営の食通販サイト「文春マルシェ」が1周年 飲食店と共同開発した限定商品も

文春マルシェ年間ランキング1位の「つきじ治作 水たきセット」

文春マルシェ年間ランキング1位の「つきじ治作 水たきセット」

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 文藝春秋(千代田区紀尾井町)が運営する食のお取り寄せサイト「文春マルシェ」が10月1日で1周年を迎えた。

味坊の焼き餃子、水餃子、羊串セット=出版社が運営する食通販サイト「文春マルシェ」が1周年

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 チーフプロデューサーの柏原光太郎さんは「元々長い出版業の歴史の中で、食エンタメとの親和性が強い会社と自負していた。我々が培ってきた取材技術や探求心を、食の世界でも生かし、本当に良いものをそのままユーザーに伝えたいと発足したプロジェクト。おかげさまでこの1年間、多くの方に利用いただけた」と話す。

 文春マルシェのポリシーとして「取材して、試食して、セレクトする」を掲げている。「我々が良いと感じた商品だけを掲載している。店で食べるようなクオリティのメニューを、家でも簡単に再現できるように仕上げているのも特徴」とも。

 1周年を記念して、著名料理人が選ぶ取り寄せ商品紹介のほか、1年間のお取り寄せランキングも発表。1位に輝いたのは、築地の料亭「つきじ治作(じさく)」が文春マルシェ限定で発売している「水たきセット 2~3人前(5,900円)」。三菱財閥の旧別邸を買い取り創業した同店は90年の歴史を持つ。総料理長の佐々木哲也さんは「当店の歴史ある水たきを、文春マルシェを通じて多くの方に召し上がっていただけている。反響が大きいので私たちも作りがいがある」と話す。

 取り扱い商品は、「味坊の焼き餃子、水餃子、羊串セット」(4,725円)や、「隠岐の岩がきグラタン」(4個、5,670円)など多数。文春マルシェのバイヤーが、飲食店と共同開発した限定商品も好評だという。

 「コロナ禍で中食需要も高まっている。普段敷居が高かったり、店が遠くて行けなかったりという方に、文春マルシェを通してさまざまな店の料理を味わってもらいたい。通販サイトとしては珍しく、食に関するエッセーも更新しているので、読み物サイトとしても楽しんでもらえれば。これから年末に向けて、おせちや限定メニューなども用意しているので、いろいろなシーンで文春マルシェを活用していただきたい」と呼び掛ける。

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