食べる

市谷に28年の歴史を持つ「キッチン水野」 新宿7丁目から移転オープン

水野さん一家と店の外観

水野さん一家と店の外観

  • 10

  •  

市谷に洋食レストラン「キッチン水野」(新宿区市谷本村町3、TEL 03-6457-5169)が移転オープンして1カ月がたった。オープン日は7月5日。同店は新宿7丁目で28年前に開業した。

チキンカツ=市谷に28年の歴史を持つ「キッチン水野」

[広告]

以前の入居建物が建て替えとなり、市谷への引っ越しが決まった同店は、水野さん夫婦と長男の3人で営む洋食店。店主でシェフの水野さんは「生まれも育ちも新宿区。異業種から飲食の世界に移り、入りたてのころは目の前のことをコツコツと習得していくのに必死だった。長い勤務の中で自信を付け、そろそろ独立したいと考えていたところ、縁あって店を構えることができた」と当時を振り返る。

移転前の店では、28年間の思い出がたくさんあるという。「お客さん一人一人に思い出がある。最初1人で店に食べに来た女性が、数年後にお相手と、そのまた数年後にお子さんを連れて3人で来店されるなど、長く利用してくださる方もいてとても感慨深かった。他にも、メニューは常連さんが自作してくれたり、店内に飾っている絵も常連の画家さんから頂いたりと、お客さんに支えられてきた28年間だった。移転が決まった時、長年店を構えてき場所を離れるのは寂しく、できるだけ近い場所に移転したかった。今でもこの新店に常連さんが来てくださることもあり、本当にありがたい」と水野さん夫婦。

メニューは、ハンバーグデミグラスソース(950円)やチーズカツ(1,250円)、ビーフシチュー(1,800円)など約100種類のメニューを用意する。「今は移転後すぐで、慣れるまで少し数を減らしているが、メニューの多さに驚かれる方も。『お薦めは?』と尋ねられることも多いが、お薦めできるメニューはお客さんによると思っているし、本当に全てお薦め」とも。

「街の洋食屋として気軽に立ち寄ってもらえたら。大変な時期だが、うちは肩肘張らない『街の洋食屋』。食事を通して、ホッとするひとときを過ごしてもらえれば」と笑顔を見せる。

営業時間は11時~22時(緊急事態宣言中は20時まで)。日曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース