雪印など国内4社、引き続きバター増産で品薄感の解消目指す

雪印は日本で初めてバターの製造販売を開始して今年で83年目を迎える。

雪印は日本で初めてバターの製造販売を開始して今年で83年目を迎える。

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 雪印乳業(新宿区本塩町)は6月11日、「バター増産」の状況について同社サイト内で報告を行った。

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 海外バター製品の需給バランスの崩れから国内製品へのシフトにより、昨年末から品薄の状態が続き、今年春には店頭から「バターが消える」ような店舗も見受けられていた状況について、農林水産省が「家庭用・業務用の冷蔵バターの優先的な生産・出荷」を要請。5月には同社を含む国内バター製造4社が家庭用バターを優先して増産を実施してきた。

 増産分は5月中旬以降に市場に出回ったものの、「店頭での品薄感」の解消にはつながっていない現状を受け、日本乳業協会(千代田区)の推進により、乳業メーカー各社が協調して6月以降もバターの増産に取り組むことを明らかにしている。

 同協会によると、メーカー4社で家庭用・業務用冷蔵バターとも前年同期の販売量を確保できるよう6月~8月の3カ月で総量約950トンの確保を目指すという。

雪印乳業、「バターの品薄」を説明-原因は海外製品の需給バランス(市ケ谷経済新聞)雪印乳業日本乳業協会

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