宝島社(千代田区一番町)は6月12日、「ねこあつめ ねこだらけ図鑑」を発売する。同書は全41匹のネコのエピソードを絵本タッチで紹介し、B6サイズオリジナルシール付き。予約受け付け段階でAmazonベストセラーランキングの「シールブック・マグネットブック」カテゴリーで1位となるなど好調だ。
スマホゲームアプリ「ねこあつめ」は2014年10月にヒットポイント(京都市)が開発、配信を開始した「ねこ収集型シミュレーションゲーム」。「ゴハンとグッズ」を置いておき、庭先に集まってきたネコたちをただただ眺めて癒やされるだけのアプリが、6月上旬現在500万ダウンロード超えの大人気となっている。6月中旬には夏アイテムが追加されver.1.3が配信予定。
「キャラクターのネコたちのかわいさはもちろんだが、ゲームの中に『ネコあるある』がちりばめられているところが魅力」と語る編集担当者。「なかなか来てくれなかったり、予想外の行動をとったりなどネコたちも自由だが、遊ぶ側にも制限がないので自分の時間を拘束されず、好きなときに見ればいい気楽さが受けているのでは」とも。
「ねこあつめ」初の出版物となる同書は、6月上旬時点で登場している全41匹のネコの「せいかく」にちなんだ隠れエピソードや、著名人が「ねこあつめ」をイメージして製作した作品、リアルネコたちの「たからもの」など、ねこあつめの世界観を生かしたコンテンツで構成される。「ゲームの雰囲気を生かすため、絵本のようなタッチにこだわった。オリジナルデザインのシールは全ネコ掲載で、手帳などにも使える」という。
価格は690円(税別)。