四谷のカジノディーラー養成スクール、1年で生徒倍増-カジノ解禁機運が後押しか

実習室での配当計算授業の様子

実習室での配当計算授業の様子

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 四谷三丁目駅に近い日本初のカジノディーラー養成専門機関「日本カジノスクール」(新宿区舟町)が近年のカジノ解禁の機運を受け、注目を集めている。

同校の座学教室

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 同校校長の大岩根成悦さんが日本でのカジノ解禁に向け、2004年4月に開いた同校。開校時には100社以上のメディアに取り上げられ、112名が入学するなど注目を集めた。その後カジノが日本で解禁されることはなく、東日本大震災後の2012年には、4月・10月入学の生徒数を合わせても28名という数字にまで落ち込む。

 転機は2013年9月の東京オリンピック開催の決定だ。同年10月には24人が入学、年間生徒数は58人に。さらに2014年には119名と前年の倍以上となった。

 生徒の性別、職業はさまざまで平均年齢は約30歳。出身地域も北は北海道から南は九州までと幅広い。社会人向けに開く土曜のコースでは、大阪から毎週通学する人も。なぜか愛知県からの参加者が多いという。

 卒業生は主に海外のカジノや国内の模擬体験施設、豪華客船内のカジノスペース、ホテルのイベントスペースなど、国内外を問わずディーラーとして活躍している。

 同校の内田さんは「カジノが解禁したら活躍しようとしている人と、卒業したらすぐにカジノ関連の仕事に就きたいと考えている人が半々」と話す。「カジノ解禁の機運が高まってはいるが、最近の特別な試みはカリキュラム外の英会話の補講程度。今までのスタイルを一貫して、ディーラーを目指す人たちの力になれれば」とも。

 現在同校は2015年度の入学者を受付中。体験講座やスクール見学、入学相談も行っている。

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