ご当地ビール「神楽坂ビール」を販売する神楽坂ビール(新宿区神楽坂2)は3月20日、「第2回 神楽坂 俳句・川柳 大賞」の入賞作品を発表した。
「古きよき神楽坂を愉(たの)しむイベント」として昨年第1回を開催した同企画。神楽坂の老舗店「相馬屋源四郎商店」「毘沙門せんべい 福屋」「神楽坂銘茶 楽山」協力の下、「神楽坂」をテーマにした俳句・川柳を募集し、1カ月の応募期間で590句が集まった。
大賞に選ばれたのは神楽坂在住・Yuki Amanoさんの「招き猫 たどる路地裏 かく恋慕」。Amanoさんは飯田橋駅近くのプライベートケアサロン「おりえんたるはーぶ神楽坂」のオーナーセラピストで、「大好きな神楽坂の町おこしに貢献できれば」と応募し、大賞を受賞した。「自称『神楽坂PR大使』としてブログやフェイスブックで神楽坂情報を配信している私にとってこんなに名誉なことはありません!私の句が神楽坂という素晴らしい街をより多くの方々に知っていただくきっかけとなればうれしい限りです」と喜びのコメントを寄せている。
「前回に比べ、おそらく普段から俳句や川柳に親しんでいる方によるものだろうと思われる作品が多いように感じた。この冬はオリンピックがあったり、大雪が降ったりしたので、それらにちなんだ作品が多数あったのも印象的」と伊東宏祐社長。昨年クラス単位での応募があった川越市の中学校からの応募もあり、その中の1句は「相馬屋賞」に選ばれた。
「おかげさまで前回同様多数の作品が集まり、選考に当たってはいささか苦労もしたが、それぞれの作品に込められた神楽坂を思い浮かべ運営側も存分に楽しませていただいた。来年もより一層盛り上げていきたい」と意欲を見せる。
大賞以外の入選作品はホームページで見ることができる。