
前田建設工業(千代田区富士見2、TEL 03-3265-5551)は7月13日、「銀河鉄道999」に登場する装置の試算をまとめた書籍「前田建設ファンタジー営業部Neo」(幻冬舎、1,365円)を発売した。
同社は、2003年にファンタジー営業部を設立。4人の社員が本業と兼務で、不可能と思われる空想上の建築物やアニメなどの建造物が実際に建てられるかを調べている。第1弾では「マジンガーZ」の地下格納庫を試算。建設費は72億円で工期は6年5カ月だった。
銀河超特急999号が宇宙に飛び立つ際に使う発車台は、地上から空中に向けた橋げたに支えられて線路が延びており、先端の高さが99.9メートル。ビデオで検証した結果、鉄筋コンクリート製で線路の長さは300メートルと推測した。JR東日本などからも助言をもらい、建設が可能と判断。建設費37億円、工期は3年3カ月で施工可能であるとした。
担当者は「発注して頂ければ必ず建設してみせる」と話している。