日本ミシュランタイヤ（千代田区富士見1）は11月28日、「ミシュランガイド東京・横浜・湘南2013」の発売に先駆け「星付き」レストランを発表した。

「ふしきの」店主の中村祐輔さん

　国内発行6年目の今年、同書が「そのために旅行する価値がある卓越した料理」と定義する「3つ星」店＝15店（東京14店、湘南1店）、「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」の「2つ星」店＝57店（東京53店、横浜3店、湘南1店）、「そのカテゴリーで特においしい料理」の「1つ星」店＝214店（東京175店、横浜14店、湘南25店）と、「星付き」レストランは合計286店という結果となった。

　広域市ケ谷圏では新たに、神楽坂の日本料理店「ふしきの」（新宿区神楽坂4）、四谷荒木町の日本料理店「懐石 大原」（荒木町）が、それぞれ1つ星を獲得した。

　毎月1日～5日をバー、6日～末日までを日本料理店として営業する「ふしきの」は昨年9月にオープン。オープンから1年2カ月での星獲得に、「驚いたが、励みになる」と話す店主の中村祐輔さん。常連客からの星獲得を祝うメールなども届いているというが、「やることに変わりはないので、これまで通りやっていくだけ」と気を引き締める。

　「懐石 大原」は今年6月にオープンし、わずか5カ月で星を獲得。店主の大原誠さんは「まだ実感はないが、私の作る料理が評価されたことは本当にうれしい。これからもお客さまに喜んでいただける料理を作っていきたい」と話し、「自分自身も勉強を重ね、よりよいものをお客さまに提供できるように頑張りたい」と意欲を見せる。

　価格は2,520円。発売は12月1日。

　同社は同日、日本で発行しているミシュランガイドをインターネット（PCとスマートフォン）で閲覧・検索できるウェブサイト「ミシュランガイド・デジタル」（月額210円）を新たに開始。2013年版のミシュランガイドをはじめ、「ミシュランガイド北海道2012特別版」、手軽に食べられる東京のフランス料理店を掲載した「ボンヌ・プティット・ターブル東京」の計4冊、レストラン・飲食店、旅館・ホテルを合わせた1683軒を閲覧・検索することができる。