航空券の販売や各種パッケージツアーの企画・販売を行うティ・アイ・コンソーシア(千代田区九段南3)は現在、大型バスで行く岩手「大船渡屋台村」の支援ツアーを販売している。
東日本大震災により、飲食店組合の加盟店60店舗のうち57店舗が津波で流された大船渡地区。大船渡飲食店組合は昨年末、「守り続けてきたものを復活させたい」「店の命をつなぐ」との思いから20軒の飲食店が集まる屋台村を立ち上げた。
2泊3日の行程で実施する今回のツアーでは、地元で採れた野菜や海産物などの食材を使った料理フェアの開催、屋台村での食べ歩き、土産品の購入を通じた復興支援を図る。被災地の現状を聞き、被災地視察を行うほか、料理研究家でフードコーディネーターの川上文代さんが地元食材を使った塩麹料理を参加者と共に調理・試食する料理フェアを実施。地元住民や屋台村関係者らにも料理を振る舞い、交流を図る。
同社トラベルアイ事業部の坂元美香子さんは「がれき処理などはできないが、飲んだり食べたり、お土産を買ったりすることでも支援ができるというのが当企画の特徴」と話し、「(被災地に)一度は行ってみたいと思っていたがなかなか機会を見つけられなかったという方の参加が多い」とも。「3連休を利用した日程なので、子ども連れやファミリーでも参加していただければ」と参加を呼び掛ける。
日程は10月6日~8日。参加費用は2万9,800円。申し込みは電話、ファクス、メールで受け付ける。