日本カメラ博物館(千代田区一番町、TEL 03-3263-7110)は10月23日より、特別展「デジタルカメラ ヒストリー」を開催している。
同展では、登場してからわずか20数年でカメラ市場の主役を占めるまでになった「デジタルカメラ」の機種を年代別に展示し、普及と進歩の軌跡を紹介するもの。
展示品は、ソニーが1981年に発売した「デジタルカメラ」のルーツとなったといわれる世界初の電子スチルビデオカメラ「マビカ」や、2000年にシャープが発売したJフォン(現・ソフトバンクモバイル)用の携帯電話機で、現在では標準仕様になりつつあるデジタルカメラ機能付き携帯電話の第1号「J-SH04」など約250点。ニコンやキヤノン、ソニーなどから今秋発売予定の新機種も数点展示し、リコーが発売する「GR DIGITAL II」は実際に触れることができる体験コーナーを設置した。
会期中、世界で初めて量産製品化されたデジタルカメラ「DS-X(IMC-100)」の開発に携わり、デジタルカメラ技術の基礎を作った大川元一さんによる講演会も予定している。
開館時間は10時~17時。月曜休館(祝日の場合は開館、翌火曜休館)。入館料は、大人=300円、中学生以下=無料。2月17日まで。