新宿歴史博物館(新宿区三栄町、TEL 03-3375-3211)は11月3日より、夏目漱石生誕140年を記念した特別展「夏目漱石と新宿の文学者たち」を開催している。
同展では、新宿区で生まれ没した文豪・夏目漱石が愛用した文房具や原稿などを展示。「漱石山房」と呼ばれた早稲田南町の家での暮らしや弟子たちとの交流を振り返るとともに、尾崎紅葉や小泉八雲、坪内逍遥など新宿区にゆかりのある文学者たちを併せて紹介する。
同博物館では、郷土の映像資料を継承するために館内に保管してあるフィルムのデジタル化に取り組んでおり、10月下旬、来年度展示予定のフィルムを確認していた際、漱石の遺族などが写った貴重な映像を発見。急きょ、同フィルムの上映も決定した。
会期中は、漱石らに関連するフィルム上映会や漱石ゆかりの早稲田界隈を歩くツアーなどのイベントも開催。館内では、同展に合わせて出版したガイドブックやポストカードなどの販売も行う。
開館時間は、9時30分~17時30分(入館は17時まで)。11月9日・14日~17日・22日・30日、12月7日・14日・15日は20時まで開館(入館は19時30分まで)。月曜休館。入館料は大人300円、小中学生100円。12月16日まで。