シャープ(本社=大阪府大阪市)は6月15日、東京市ヶ谷ビル(新宿区市谷八幡町)に法人向けショールーム「ビジネスソリューションスタジオ」を開設する。
開設場所は、4月28日で閉館した展示施設「アクオスギャラリー」跡。同施設の開設に伴い、これまで商談スペースとして利用していた場所を展示スペースに広げるなどして約3倍の広さを確保した。
同社は、大手法人や官公庁が集中する法人ビジネスの最大の市場である首都圏地区で、同施設を活用したさまざまな業種別・用途別のソリューションを提案。全国の営業拠点と同施設を接続する高画質なテレビ会議システムを設置する予定で、取引先と同席しているような臨場感のある商談スタイルを実現する。
「ビジネスソリューションスタジオ」は3つのゾーンで構成されており、「ブランディング・ゾーン」では、大画面マルチディスプレイシステム、太陽光発電システム、LED照明、プラズマクラスターイオンなど、環境や健康に配慮した同社の特長ある商品や技術を紹介。「ソリューション・ゾーン」では、公共施設、店舗、教育、ホテル、医療などさまざまな業種や用途に応じたソリューションを具体的なシーンで提案し、実際に体験することができ、「ラボ・ゾーン」では、液晶ディスプレーやLED照明などの最新商品の紹介に加え、動作検証や性能評価、コンテンツ再生、取り付け方法の確認など多目的に活用できる。
同社は、「エコ&健康」をキーワードとするソリューション提案を軸に法人向けビジネスの強化に取り組んでおり、「今回のショールーム開設を機に当社の提案するソリューションと取引先とのビジネスマッチングを実現し、更なる販売強化に努める」としている。
同施設の見学は予約制で、7月よりサイトで受け付けを始める予定。